2024年1月21日2024年1月23日 「ぱちんこに疲れたよパトランシュ、なんだかとても眠いんだ(ガクッ)」 やぁ、命釘十五だ。 イノッチと呼んでくれ。 (タイトルのパトランシュは誤字ではなく、「サマンサ三吉著/大阪いてまえスロッター万枚くん」という漫画に出てくる犬の名前であり、恐らくパトランランよりも前に頭にパトランプを付けた最初のパチンコ関連キャラクターだ。) さて先日、普段打たない嫁が珍しく俺のパチンコに付き合うと言うから一緒に出掛けた。 最近のパチ屋事情にも機種にも疎い嫁の要望でジャグラーへ。 パチ屋の騒音の中会話も成り立たないのでLINEチャットしながら打ってた。 漱石戦死~ ピエロ沈黙~ 当る未来見えねぇ~ そんなチャット会話をしていると、店員が来て嫁に声をかけた。 掻い摘んで言うと、プロ認定したから出禁だと(笑) 俺と金のやりとりしてた、LINEしてた、だから軍団行為でプロと見なす、そういう事らしい。 二人だけか、仲間はいるのか、など質問されたよ。 パチンコ屋の店員はサービス要員であると同時に店の治安を守る用心棒でもある。 彼の行動は間違ってはいない。 間違ってはいないんだけどさ・・・。 コンテンツ Toggle ┃プロ排除と流れ弾┃┃パチンコ疲れ/パチンコ離れ┃┃プロや軍団の存在は百害あって一利なし┃┃最後に┃ ┃プロ排除と流れ弾┃ パチンコ業界の大問題の一つ、パチプロ。 戦いは数だよアニキ!と劇場版機動戦士ガンダムⅢ「めぐりあい宇宙(そら)」でドズル中将が叫んでいたが、正に数の力(金、暇、人数、情報)で店に押し寄せ抽選でズルをし良番を捥ぎ取り、目星を付けた良さげな台を押さえ、朝から晩まで打ち続け、またある時はハイエナをして店の利益を根こそぎかっぱいで行く迷惑な連中、パチプロ。 パチプロと言うと連中を美化してるみたいで腹立つので、知人はゴミだのクズだの輩だの好き放題呼んでるが、俺としてはイナゴと呼んでいる。 こいつらのおかけで、店の運営には様々な支障が出ている。 ・利益を補う為に全体的な調整や設定が渋くなり一般遊技者が割を食う。 ・こいつらを排除する為に人手が必要となる。バイト一人増員で月45万円ほど利益が減る。 ・イナゴが住み着いた店は治安が悪くなり、一般客に嫌われ客が飛び更に経営が悪化する。 ・監視&管理するのが正直面倒くさい。イナゴ排除して給料増えるわけではないので、店長以外の者達にとってはどうでもいい。 ・今回の俺と嫁のようにイナゴと関係無い呑気な客も流れ弾に当たって出禁など被害が出る。 こうした弊害は、これまでも色んなところで書かれ語られているんだけどね、実は、もっと厄介な問題があったのよ。 ┃パチンコ疲れ/パチンコ離れ┃ ここ最近パチンコから足を洗ったと言う人や、もう辞めようかと思っているという人達の声を耳にする事がある。 回らない(抽選単価高騰/遊技機のスペック認識不足が原因でボーダー16なんて事を無視して20回/千円なんて夢を見ている場合も含む)とか出ないってのは今までも沢山聞いたのだが、最近目立つ意見は「パチンコに疲れた」である。 ・スペックが複雑になり予習に疲れた。 ・予習やデータ分析とか大事なのは分かるが、そういう作業をしていると、まるで仕事してるみたいだ。仕事とか日常とか煩雑な事を忘れたいのに、むしろ巻き込まれる感覚で疲れた。 ・軍団みたいなクズと希望台の椅子取り競争に疲れた。 ・クズ共が大勢で押し寄せて目ぼしい台を占拠して一日中粘って玉出して、後は出涸らしみたいな台しか残っていない。 ・クズ共のせいで釘か余計に締まってる気がする。 ・数で押してくるクズ共と競うのに疲れた。 ・友人と打ちに行って、プロと間違われて不愉快な思いをした事がある。今後も、そんな事があるかもと思ったら不安だし友人も誘えない。 ・クズ共のせいで店の監視が厳しくなり、動画の遊技しながら視聴とかできなくなって迷惑。警戒されてる感が鬱陶しくて気分悪い。 そして皆さん共通して「もっと気軽に気楽に打ちたいからクズ共(プロとか軍団)を排除してくれと口にしていた。 ┃プロや軍団の存在は百害あって一利なし┃ 俺が思ってた以上に、お客さんはイナゴの存在に疲れている。 イナゴは現実の利益だけでなく未来の利益にも打撃を与えているのだ。 また、利益とは別に、鬱陶しいイナゴを監視&管理し出禁など対処してる店員達も疲弊している。 コロナ騒動前は、そうは言ってもイナゴも寄り付かないような店は駄目だろうとか、イナゴがいる事でサクラ的に扱えばいいとか、イナゴは勝つ為の努力をしているだけだとか、イナゴの主流である若者を排除して10年後20年後はどうなるのか、なんて擁護派の意見もあったんすよ。 排除より共存だってね。 だが、少なくとも俺の元にも周囲にも「イナゴと共存してるぜウェーイ」なんてお店の話は伝わって来ていない。 またSNS上でも、色んな工夫で常連認定や常連優遇して相対的にイナゴ排除する店や、時としてやり過ぎに見えるくらいの出禁祭をくり広げるなど、やはりイナゴ排除強行派が優勢に見える。 一方でイナゴ排除に必死になるあまり、注意書きが店内外を埋め尽くし一般客の来店・入場にA.Tフィールドのような拒絶感を生んでしまうような本末転倒な姿もちょいちょい見られ、痛し痒しな面も否めない。 自店の利益棄損、自店従業員の要らぬストレス、お客様のストレスでしか無いイナゴを排除し、奴らが寄り付かない店にする事が、「安心&安全&機会公平な店」として一般客へのアピールポイントになるご時世である事も確かである。 来店客にとっての入りやすさ、遊技しやすさ 従業員の作業負担 ホールの治安維持、管理監視のしやすさ 注意・指導・出禁のルール明確化と統一化 従業員同士の連携(イナゴ相手に一人で対処しないなど)ルール化 イナゴ排除か、金を遣えば皆歓迎かなど方針設定 出玉、調整、設定など前提となる項目も勿論だが、来店客がパチンコ疲れ~パチンコ離れを引き起こさないための、よりベターな遊技環境作りが急務&重要な気がする。 ┃最後に┃ 日本は今や国連も認める貧困国に成り下がり、オマケに今年から、更なる国民負担率増加、高齢によるお払い箱組急増、インフレ悪化などにより、今よりも更に相対的低所得者が増える。 相対的低所得者が増えれば、泡銭を求めてパチンコ屋のような合法賭博に走る者が増える期待が持てるが、今より更に手取りが減る中で果たして庶民の目をパチンコに向けさせるには何をすればいいのか今のところ答えが無い。 今の様なデジパチ中心&高玉利&高抽選単価&パチンコ低ボーダーの極悪運営体質を抜け出し、庶民の参加ハードルを下げてお気楽お手軽なパチンコにして遊技人口を増やしたいところ。 その為にもイナゴは邪魔かな。しかし、この情報過多時代でイナゴと一般客を取り囲む情報に差が無い中、また国民の貧困化が進む中で今のイナゴを排除して誰が残るのか。残った一般客が新たなイナゴ化するんじゃないのか。そんな予感もするが問題の先送りはパチンコ業界ではよくある事と誤魔化しながら今日も遊技するのさ。 では、サラバだ。今日もお付き合いいただき感謝する。 関連 命釘 十五 氏