2023年2月4日2023年2月4日 【雑談】おばあさんから「最近のパチンコ台は速くてすぐに終わってしまう」と言われた話 復ッ活ッ!範馬楽太郎復活ッッ! 皆様、こんにちは ゴンザレスと申します。ユーザーとして以前のブログで寄稿文を書いていた者です。 そんなわけで、以前のブログ用に下書きしていた寄稿文を、改めて載せていただきたいと思います。 書いていていた時期は2021年12月で、 ・「新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜」が出た前後・旧規則機(CR機&5号機)撤去される直前 とお考えください。ほんの一年ちょい前なのに、遠い昔の話のようです(´・ω・`) コンテンツ Toggle おばあさんの一言「速い」と思われたのは何故か時間を潰せないのに”時間消費”型レジャーおわりに寄稿者 おばあさんの一言 約10年前の大学生の頃、私は一年ほどボランティア活動のサークルに入っておりました。いわゆる就活の話題作りです。 その一環で、老人ホームだか老人会だかの手伝いに行った時が何回かありました。話し相手としての参加です。 そこで、高齢者との共通点としてパチンコがあり、パチンコ話を咲かせた事が多数ありました。9割がたは「これだけ勝った!」「昔は勝てた!」の自慢話ばかりなので聞き流していたため、記憶にありませんが。 その中でも、何となく覚えている話題がありまして、それが今回のタイトルでもある「今のパチンコ台は速すぎて、すぐに終わる」というおばあさんの愚痴です。 ここで改めて強調しておきますが、これは私の大学時代である10年前の話です。つまりは今のホールに設置されている源さん超韋駄天やガンダムUC、牙狼月虹などの話ではありません。 東北大震災の後からMAX機規制前の、たしか京楽の初代銭形平次が大量に設置されていた時代のお話になります。 「タイトルで今現在の話と見せかけて本当は10年以上前の話」という拙い叙述トリックです(笑) そしてそんな昔から「速い」と感じていた人はいたわけです。 「速い」と思われたのは何故か 当時は適当に返答しておりましたが、よくよく考えると当時の機種は確かに速くなったように感じるのは、当然だったのかもしれません。 ①スタンダードな確変ループ機が減り、ST機やV-ST機が増えていた あの頃は、確変ループ機が減って、ST機やV-ST機が増えていた時期だったと思います。ST機はスピーディーで疾走感がある反面、少ない連チャンや駆け抜けだと終わるのが早く感じます。 また、ロングSTの機種で無ければ、だいたい100回転未満の70回くらいのST回数が多かったので、たしかにオーソドックスな時短つき確変ループ機に比べれば回転数は少なく、終わるのが早いのは間違いありません。 ②確変ループ機やバトルタイプも通常時の時短が100回ではない機種が多かった これは今になって当時のスペックを閲覧して気付いたことですが、「通常当たりの時短回数が100回転の機種」が随分と減っておりました。 なかにはミドルやMAX機なのに時短20回転な機種があったりしたので、そりゃ時短になったら終わるのが速いように感じるわけです。 ③ST機やV-ST機はキャラクターが走っているものが多い 例えば疑似バトルスペックのエヴァンゲリオン8くらいまでは、確変中は昔のゾンビのようにエヴァがゆっくり歩いていました。 これがエヴァ9(STタイプ)だと、まるで最近のゾンビのように全速力で走っている。エヴァ10はバトルスペックでしたが、やはり走っていたような気がします。 北斗の拳でもバトルスペックでは歩いているのに、百裂(STタイプ)では走っています。 牙狼はスペックに関係なく、だいたい走っています。 こういった映像表現の変化で「今の機種は速い」と印象を受けていたのかもしれません。「駆け抜け」という表現が実によく似合います。 他にも、何かしらの機械的な緩和や見直しで本当に消化速度が上がっていたのかもしれませんが、そこまではユーザーである私には分かりません。 なんにせよ、10年前の当時ですら「速過ぎる」と不満を感じていたそのおばあさんは、今の「超高速な遊技台」をどう感じているのやら? そんな事を、日々ボンヤリと考えております。 時間を潰せないのに”時間消費”型レジャー 現在は「パチンコが盛り上がっている」と言われており、仕事帰りの短時間に取り切りやすい機種はだいぶ増えました。閉店30分前の大当たりでも、万発が取り切れるから驚きです。 しかし、それはオール・オア・ナッシングなギャンブル台ばかりで、ダラダラと遊ぶのには向かない機種ばかりです。当たってもラッシュに入らなきゃ時短すらありません。 「パチンコは時間消費型レジャー」とは一部で言われてはおりますが、その肝心要の時間を消費する事なく、一番楽しい右打ちタイムは駆け抜けていきます。そしてヘソ1返しは金が消えるのも早いのが難点。右も左も早いし速い。 「遊びやすい」「時間を潰せる」という点に限れば、むしろ高継続機の走りとも言える「源さん超韋駄天」以前の方が多かったように感じます。 ボロクソ言われている65%時代の旧規則機ですが、あれはあれでヘソや一般入賞口の返しも多く、マッタリと一日中遊ぶ分には悪くない機種も少なくありませんでした。そのマッタリな遊技のマッタリな売上なマッタリ利益では耐えられないのが、今のパチンコ屋なのかもしれませんが。 また、今でも甘デジコーナーには「いつもこの台を打っているな」という、人を寄せ付ける旧基準時代のCR機も多く、例えば昔のマイホは何故か「CRA暴れん坊将軍 怪談」をお年寄りが打っておりました。 そういった遊びやすいCR機や馴染みのCR機も、今回の旧規則機撤去で全て消えてしまうわけです。 こりゃ参った。 ダラダラと遊べる機種としては海物語が鉄板ですが、それで「年寄りにはそこらへんの海でも打たせておけ!ジジババならそれで喜ぶ!」というのも中々に乱暴な話。海以外に選択肢が少なくなるのは悲しいことです。 おわりに これから色々とありますが、上手い具合に「一発勝負の人間だけではなく、日常的に時間消費で楽しむ人間」もスムーズに移行できれば良いなあ、と思います。射幸性や短時間の出玉を重視したスペックが増えれば、そんなマッタリ遊びはやりにくくなりそうです。 今の主力となりつつあるギャンブル台を日常的に打とうとしたら、それこそ大地主くらい金がないと難しい。 時代の移り変わりとパチンコの速さに付いていけないお年寄りは、果たしてどこに行くのか? 行き着く先は「ゲーセンのメダルゲーム」あたりになるのか?あるいは1円未満の超低貸しになるのでしょうか? 会話を楽しめる社交性がある人は、メダルゲームでワイワイやるのも悪くはないかもしれません。会話はどんな射幸性よりもボケ防止に効きそうですし、回せないパチンコなら「派手な演出や大当たりはボケ防止に効く」論も意味がありません。 近所のホールでは甘デジP機を高齢者がよく打っているから大丈夫な気もしますが、ライトミドルやミドルはこれからどうなることやら? はたして今回のXデー(CR機と5号機の撤去)でホールの様相はどう変わるのか、あるいは変わらないのか。これからユーザーとしても、注視していきたいと思います。 ※追記 以上が私が約1年前に考えていたことです。世間の状況や環境やマイホは劇的に変化しましたが、他のホールはどうなっているのでしょう? そんなことを考えつつ、また次回。 寄稿者 ゴンザレス氏 とあるアラサーパチンコユーザー(非業界人) 関連 ゴンザレス 氏