2024年1月20日2024年1月21日 「例のファン感クジのSNS騒動」についての一考 コンテンツ Toggle はじめにクジ操作はアリ?不正は不正感想結論 はじめに そろそろ無関係なユーザーが書ける程度には風化したと思いますので、ちょっと書かせていただきます。 具体的には申し上げませんが、「ファン感謝デーのクジで操作をしていた」と社名付きアカウントで発言してしまった例の事案についてございます。 公開し、後悔するのが、Twitter(五七五) これには「何てことをTwitterに書いてやがる」という反応が多数でしたが、一方で「なぜこんなに大騒ぎなるんだ」と疑問に思う声もありました。 そこで、ここは一つ真面目に「何が悪いのか?悪かったのか?」を一人の客として考えてみたいと思います。 クジ操作はアリ? あくまで個人的にですが、ファン感謝デーでのクジを多少操作するのは「ナシよりのアリ」と考えております。 ・クジの参加費は無料であること(超重要) ・参加条件として一定以上の遊技料金や遊技時間が課せられていないこと ・パチンコパチスロにはレートがあること ・パチンコ屋は負けた人の金で成立する商売であること を考えれば、 「いつも4パチを打っていてくれて、最近ちょっと負けが多いお客さんのチャンスを増やしたい」 という人情や私情も分からんではない。 「期待値の差によって利益を生む人と奪う人が出てしまう」というギャンブルかつ遊技の特性を持っている以上は、利益を生んでくれる“お客様”への配慮は致し方なし。 これはある意味で「善意のクジ操作」と言えなくもありません。 しかし、それがチャンスを増やす程度ならまだしも、「特定の誰かに当たり券を渡す」となると印象が悪くなる。ここまでくると「悪意のクジ操作」と感じます。 不正は不正 適当に善悪の分類しましたが、どちらも「クジを任意に操作して不正している」という点では同じことです。なので「”ナシ”よりのアリ」。 先ほどの「参加費は無料」を考えれば何かしらの罪に問うのは難しそうですが、けっして褒められた行為ではありません。 おまけに、暴露したことでトラブルに発展する可能性だって出てくる。 例えば、その店やチェーンで「(来店かプライベートかは別として)4パチミドルコーナーで遊んでいた演者やタレントが、クジで良い商品を当てて喜びのツイートをあげた」とします。 そして、その手のツイートがあると、嫉妬半分やっかみ半分で「演者が当たるなんて何か癒着があるのか!!」という意見もたまに出ます。 普段であれば笑い飛ばせる疑惑ですが、「過去に私はクジ操作(善意の方)をやってかも♡(大意)」なんて投稿を、そこの社名付きのアカウントでやっていたらシャレにならない。 「コーナーごとにクジ操作する不正を実行しているなら、特定人物に渡す程度の不正もしていてもおかしくないだろう。どちらも同じ不正なんだから」 こう言われても反論はできなくなる…というより反論したところで説得力が無くなる。 いやあ、こいつは現場が苦労しそうです。 それに、私の目線でやれ善意だのやれ悪意だの言ってきましたが、善悪は主観にすぎず立場や考えで大きく変わります。 例えば「期待値やレートに関係なく客は平等であるべき」という考える人であれば、クジ操作はすべて害悪と感じて、店やチェーンへの印象は非常に悪くなる。 感想 これらを考えれば、行動の是非はさておき、それを公開することは「百害あって一利なし」としか言いようがない。 もし「ちょっと負けが続いている4パチユーザー層」へのアピールだとしても、その層の全員が当るわけじゃないんだから意味もない。 むしろ「クジ操作しているのに、今月●●万円負けている俺に当てさせないなんてなんてヒドいホールだ!!」と新たな怒りが湧き出てくる人もでるやもしれません。少なくとも「俺を選ばなかったホール」という印象は受けます。 一応フォローをさせてもらうと、あの手の操作はパチンコ業界に限った話ではないのかもしれません。 おそらく、クジは「納品時に当たりクジの入れ忘れ等を防ぐ」という名目で、「当たりクジとハズレくじが別々になって納品される」ケースが多いかと思います。 そして、それを利用してクジの調節や操作をしている話は、他でも聞くっちゃ聞く。 例えば「何かしらのイベントの最終日に3等以上が無いのを防ぐため、あらかじめ2等を一つだけ確保しておく」というように。 が、それでも「操作や調整を知っているのは責任者だけ」「実際に調整するのは責任者」「バイトはもとより社員にも一切知らせない」というように、事実を知る人間は限定させた上で秘密裏にやるものです。 なんせ不正行為なんですから。 それがお客にバレてクレームが出るなら可愛い方で、「あそこは罪にならなきゃ不正をする店だから」という印象が、静かに、しかし強固になされるのは非常によろしくない。 ただでさえパチンコ屋は「指定台の疑惑」「設定漏洩の疑惑」、そして「遠隔操作(笑)の疑惑」だのが常に付きまとうわけで、本業とは関係ない部分で「不正をやっていた店」という印象が残るのは馬鹿馬鹿しい。 おまけに、今回は特定店舗ではなくチェーンが「そういう文化や社風を持つ」と思われかねない事態だったわけで、いやぁ怖い怖い。どこもかしこも業界に関係なく「店舗の独立性が高い」というわけではございませんので。 結論 「Twitter いつも心に ワトサップ(五七五)」 ※ ブラック・ラグーン最新刊(13巻)好評発売中♡ 見逃していた方は是非 「個人アカ 社名を出したら 半社用」 以上 関連 ゴンザレス 氏