「店長が一度は抱く都合のいい幻想」

やぁ、命釘十五だ。

イノッチと呼んでくれ。

今日は、パチンコ屋の店長が一度は抱く都合のいい幻想の話だ。

俺？　

ははははは。

勿論例外無くマヌーサくらってメダパニ食らったよ。

機歴や抱き合わせを一切気にせず本当に面白いと思った台だけ買ったら

機歴、抱き合わせ、マジでメーカーに殺意を抱く言葉である。

なので、それから逃げるために、出玉で還元した方が遊技客は喜ぶのではないか、あわよくば稼働が上がるのではないかとＰ店店長なら一度は考える。

もし、俺の客先で同じような試案を出されたら反対はしないが、下記のような注意点を提示するだろう。

・遊技機が面白いか否かを決めるのは遊技機客である。 従って、面白い台を店長が選んでやる！と言うのは傲慢に映る。

・過去に同じようなスタイルに挑戦して失敗した店は、必ずと言っていいほど「回らない新台より回る中古台の方がいいよネ❤」などに類する余計なポスターを張りがち。　遊技客からすると、「黙って新台で回せやボケナス」と反感を買う。

・回らない（出ない）新台より回る（出る）中古台と言いつつ、その辺の競合店を圧倒するような調整・設定・出玉を実現出来るのか。　

・月に一千万二千万と、来店客に響く（笑）出玉を何か月も続けられるのか。そんな金があったら新台買ってるやろ。

・所詮は金の無い店の逃避行動だとか、もう店に金が無いと遊技客に判断され来店ハードるを上げかねない。A.Tフィールド全開である。

・出玉で還元と言うが、客に分かるほど還元できるのか。

・新台入れ替えとは、例えばスーパーで言うところの仕入れである。鮮度が大事。

・普通の商売と違って出玉で還元しても皆が恩恵を受けるわけではない。ほかの客が出てるから自分の台選びが悪いからなんて店側に都合の良い発想をしてくれる遊技客がどれたけいるのか。　

・お客さんってのはどの商売でも、猜疑心が強く嫉妬心が強く揚げ足取りって事を忘れてはならない。

・中古機運用で遊技客の妥協点を生むほどの調整・設定をしているのか、それで利益が出るのか。

・機械買わない→機械損失が機会損失にならないか。

・新台のワクワク感を放棄して何で来店動機を作るのか決まっているのか。

・パチンコ＆パチスロには勝ち負けがあり、どうせ負けるなら新台の方がいいや、とにかく新台！と思うのは必然。

・実は、この「負けるなら新台/打つなら新台」という客層と一方で「（俺みたいな）好きな台をひたすら追う」客層＝妥協点のある遊技客ってのが、パチ屋にとって有難い客なのだ。

バランスが大事

何故かパチンコ屋は極端な発想に走る人が後を絶たない。

結局はメーカーから見限られ新台も入り難くなり来店客を減らすお決まりのパターンに落ち着く事が多い。

なぜ幻想が概ね幻想で終わり、成功前例を聞かないのか探る事が無い。

以前の記事「貧乏パチンコ店は小判鮫(または後出しジャンケン)戦法でいこう 」で下記の小言を書いた。

細やかな抵抗

新台は柵(しがらみ)、中古機(今更台)は狙いと意志で入れよう。　

ちなみに、これを書いてる段階での某まとめサイトさんによると

　まどマギ前後編フォルテ【15万円】
　ひぐらしのなく頃に業【45万円】
　大工の源さん超夢源【45万円】
　とある魔術の禁書目録【55万円】
　エウレカセブンTYPE-ART【65万円】
　覇穹 封神演義【20万円】
　ありふれた職業で世界最強【40万円】
　北斗無双4下剋上闘【45万円】
　水戸黄門4超極上【55万円】
　ゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅【60万円】
　Ｌエヴァ未来の創生【0.8万円】（笑）

細かい事は置いておいて中古機サイトを見て予算内で買えるレベルの物を上から買っていくのも一つのテだ。　価格＝世間の評価だからね。

では、世の弱小店店長さん達の健闘を祈る。

今日も読んでいただき有難うございます。

では、サラバだ。